「自分たちが利用されていることを、貴様らはコマにすぎないということを・・・」タイトルの裏切りとは黒の騎士団がゼロ=ルルーシュを裏切ることでしたね。黒の騎士団側からすればゼロが黒の騎士団を裏切っていたということにもなるんでしょうけど・・・。ギアスという絶対遵守の力がゼロにあると知れば"自分にもかけられているのではないか"という疑いを黒の騎士団のメンバーが持ってゼロを信用しなくなるのは当然でしょうし、
ギアスのことをを黒の騎士団側に伝えたシュナイゼルのやり方はゼロを失墜させるには有効な策だったように思います。ただ、たとえこの情報が正しくとも
敵国であるブリタニア帝国側から提示されたものを黒の騎士団上層部が簡単にひょいひょい信じてしまうのはどうかと思いましたが・・・。
最愛の妹:ナナリー失い、黒の騎士団からも見放され孤独になってしまったルルーシュは一体これからどうなってしまうのでしょうか。
<以下追記分>

自身の開発したフレイヤでたくさんの人を殺してしまったことを実感するニーナ。相変わらずニーナは極限の状態になるとおそろしい顔になりますねw
一般市民の1次被害者だけで死者は1000万人を越え、さらに二次被害者による死傷者は2500万人という被害を出してしまった
フレイヤの威力はすさまじく、ランスロットのようなナイトメアに搭載できる規模のたった1発でトウキョウ租界を死に追いやってしまいました。
今回のことでロイドさんの言うようにニーナは人としてのこころを取るか科学を取るかの選択に迫られていると思います。

ゼロに対する黒の騎士団の裏切り。シュナイゼルのチェックメイトにより完全に追い込まれたルルーシュはカレンを救うため黒の騎士団=自身のコマ発言し、あえて悪人になります。
カレンが自分のそばを離れた後の
「カレン、君は生きろ」って言うまでの流れはよかったです。
にしても結構簡単に黒の騎士団側はゼロを裏切ったのは意外。それも
日本を占領した張本人であるブリタニア帝国側の情報だけで・・・。黒の騎士団側を説得させる流れに持っていった扇もギアスに関してはヴィレッタから聞いただけでしょうし、
基本ブリタニア帝国側が情報のソースなのにアッサリと信じたってのはどうかなぁって思いました。たしかに不信感を抱くメンバーは増えていましたけど、それでも過去の実績からすれば銃口を向けなければならない状態ではなかった気がします。
ある意味黒の騎士団が暴走状態になったといえるのではないでしょうか。

ルルーシュを黒の騎士団から逃がすためにロロは自ら犠牲となりました。たとえ利用されていたとわかっていても学園でルルーシュと過ごした思い出は本物でその思い出があったからこそ自分は人間になれたと言ったロロ。私のお気に入りのキャラであったシャーリーを殺した張本人で感情移入しにくいキャラでしたけど、ロロはロロで不幸な境遇で育ち生きていた可哀想な人でしたね。
これでルルーシュを慕う人がまた一人いなくなってしまいました・・・。

フレイヤの爆心地で笑うスザク。爆心地に一人一日中いたことでスザクは一体何を感じ思ったのでしょうか。なんか壊れてしまったようにも見えるのですけど・・・。極限状態を何回も体験しているスザクですから大丈夫なのかなぁ。
「我が父、シャルル・ジ・ブリタニアよ。俺の地獄への道行にはお前も一緒に来てもらう、それが・・・」全てを失ったルルーシュは父ブリタニア皇帝に復讐することに生きる価値を見出したようです。ルルーシュはギアスの力だけで再びブリタニア皇帝の前までたどり着くことができるんでしょうか。
今回の話でギアスという罪が一応清算されたのではないかと思います。
ルルーシュはギアスの力で人々を利用した報いとして全てを失いましたし、これはこれである意味スッキリしたように感じました。これからはギアスの力によって人々が不幸にならないといいのですけど・・・。
次回は「皇帝失格」。