イベントレポート(その1)からだいぶ期間があいてしまいましたが、オーディオセッション2008のイベントレポート(その2)を書きたいと思います。(その2)はVictorとPioneerです。
・Victor
Victorブースの最大の目玉はなんといっても
新開発のデジタルアンプでしょう。写真のラック左下の黒いカバーを被っているアンプがそれに当たります。Victorの方によると
フツーのデジタルアンプではなく『新世代高音質アンプ』だそうです。特徴の1つはアンプ固有の歪をフィードバックで補正するのではなく入力時に歪をなくしていており解像度が高いことだそうです。確かに試聴した感じだと解像度が高いように感じました。もうひとつの特徴はスイッチング電源を採用していることで強い電源を搭載していることみたいです。アナログ電源だとパワーを上げるとハムノイズ・うなりが発生するのに対してスイッチング電源だとそれらの問題がない。つまり、スイッチング電源の高周波ノイズをどうにかできればスイッチング電源の方がよいとのことです。Victorは
新型アンプに載せている高周波ノイズを除去した電源を『共振スイッチング電源』と呼んでいました。この電源を搭載しているのが理由かどうかわかりませんが、迫力のあるサウンドではありましたね。ちなみに電源は480Wだそうです。
(↑クリックすると大きくなります)新型アンプの拡大写真。なぜかわかりませんけど、Victorはフロントマスクを隠していました。何かロゴを見せたくないっぽい雰囲気でしたね。まぁ、何にせよVictorで久々の2chアンプなので発売が楽しみな製品ですね。
他にはすでに発売しているSX-Mシリーズの試聴をおこなっていました。SX-MシリーズはCDに含まれているものをそのまま再生することを目的にしたスピーカーで、特徴は両機ともマグネシウム振動版を採用し、さらにフロア型のSX-7は低域増強用にパルプコーンのウーハーを搭載していることです。このパルプコーンは山形県産のものを使用し、プレスをかけないオーブンで乾燥させたものだから素性のよいコシのあるものだそうです。
音質としては音の立ち上がりの速く、解像度の高いスピーカーだと感じました。音の抜けもよくて、Victorにしては珍しく(?)デザインもよいと思うのでオススメできるスピーカーだと思います。SX-7の方は値段が高いってのは問題ですけどね・・・。
・Pioneerイベントの途中から参加したのであまり詳しい内容は書けませんが、マルチチャンネル音楽再生・DVDとBDを音質に焦点を当てて違いを明らかにすることをやっていました。Pioneerの方がおっしゃっていたようにBDの方が映像・音楽共によいと感じましたよ。まだBDの音楽ソフトは少ないように感じますけど、
これからはどんどんDVD⇒BDとシフトしていくんでしょうね。
(↑クリックすると大きくなります)イベント会場においてあった
Pioneerの80周年記念モデルPE-101AとLE-101A。組立てキットらしく、音は聴いていないのですけど、これを見たときにフルレンジのスピーカーも1つほしいと思ってしまいましたwフルレンジスピーカーを使ってニアフィールドリスニング環境をつくるっていのも私の環境では悪くないかなぁって思ったり。
イベントレポート(その2)はここまです。現時点ではイベントレポート(その3)以降もやりたいと思っていますが、また期間があいてしまうかもしれません・・・。

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